インターネットへの接続を共有 

 家庭内LANを導入するにあたっては「それぞれのPCでどのようにしてインターネットへ接続するか」を考えましょう。 予算があればそれぞれのPCに専用の回線を用意することも可能でしょうが、初期費用・回線使用料共に 馬鹿にならない金額です。ここはひとつLANを活用して単一の回線を複数のPCで利用してしまいましょう。
 ルータを使うする方法(図A)とソフトウエアを導入する方法(図B)があります。

方法1 ルータを使う
 購入資金が必要ですが使い勝手が良くてセキュリティの点でも優れています、ルータの価格低下により 家庭内LAN環境において単一のネット回線を共有する場合この方法が本筋となってゆくでしょう。
 接続している回線によって使用する機器が違いますがTA等のシリアル入力とブロードバンド系のLAN入力の 両方に対応している製品もあります。 (アクトン プリント・サーバ+4ポートSW.HUB付で七千円くらい)

アナログ電話回線 →  ダイヤルアップ・ルータ  → 各PC *図解するとこんな感じになります  図1
            → 外付けモデム → IPルータ  → 各PC  *図2

ISDN回線 → ダイヤルアップ・ルータ. (この製品はブロードバンドにも対応) → 各PC  *図3
       → TA → IPルータ. → 各PC   *図4

*CATVの場合は利用する業者によってルータが禁止されていたり複数台の同時接続に追加料金が必要なこともあります、 業者によってシステムが全く異なりますので詳しいことはそれぞれの局に問い合わせてください。代表例として

ケーブル・モデム → ブロードバンドルータ.(HUB内蔵) → 各PC   *図5
            → ブロードバンドルータ(HUBなし). → HUB → 各PC   *図6.
            → HUB → 各PC  *図7  (iTSCOMはプライベートアドレスだが追加料金なしで何台でもOK、J-COMは追加一台につき1,000円だがグローバルアドレス)
           
*ADSLも業者や選択コースによりますが詳しいことはあまり知りません、どうもすいません。

 ケーブル・モデム(ルータ型) → 各PC (J-DSL=要HUBやeaccess等)
 ケーブル・モデム(ブリッジ型) →  ローカル・ルータ(HUB内蔵) → 各PC
                    →  ブロードバンドルータ(HUBなし) → HUB → 各PC

*FTTH(光ファイバー)回線に対応できる高スループット製品
PBR005
BAR SW-4P Pro
BRL-04FA
AR230E
BA5000 Pro
FTTH 対応ブロードバンド・ルータの選択ポイント @IT

***ローカル・ルータ(ブロードバンド・ルータ)購入の際はお使いの業者での動作確認が大切です。***
@ITブロードバンドルータ動作確認情報局
ローカル・ルータってなんだ?と思った方は@ITの記事をどうぞ。
たくさんの製品がでてきました、選択時の参考にしてください。
Broadband Watch
ZDNet-1 ZDNet-2 吉川敦氏の記事です
ASCII24
ASCII24
NetworkCenter
coneco

方法2 ソフトを導入する
 インターネットへの回線が接続しているPCにインストールすると他のPCでも インターネットが利用できるようになるソフトがあります。まず、TCP/IPによるLANを 構築しておいて下さい、ソフトを導入したPCを起動しておかないと他のPCでインターネット できないのが欠点です。

BJD  有名なフリーソフトでSapporoWorksさんが提供されています。フリーであるのにドキュメント類、 BBSなどがとても充実していて素晴らしい!インストール前に各ドキュメントをよく読んでおくことをお薦めします。 BlackJumboDog

WinGate こちらは有料ですが30日の試用版もあります、ネットゲーム向き。 テクノブレスト

WindowsのICS(Internet Connection Sharing=インターネット接続の共有)
 Win98SE,2000,Meについている機能です、注意点はインターネット回線のつながっているPCのみにICSを インストールすることです。またこのPCは他のPCより先に起動しなくてはなりません。重いですが設定方法の 説明を用意しました。
Windows 98SEの場合、 Windows 2000の場合、 Windows Meの場合、 Windows XPの場合(KB)
*雑誌などで大きく扱わないのでご存じない方が多いのですがWindows XPのICSはクライアントから切断できるようになり 飛躍的に使い勝手が向上しています、ただこれまでと違いUPnPを使うためかクライアントPCでもウィザードの実行が必須のようです。 ネットワーク接続からヘルプ(XPでやっと実用に足るものになりました)を開き十分に理解した上でウィザードを 実行してください。

ネットゲーム、各種メッセンジャーへの対応
 特定のポートを常にオープンにしておくようなサーバ型ソフト(ある種のネットゲーム、メッセンジャー)では ひとつのIPアドレスで複数ソフトを同時に稼動させることはできません。
 ネットゲームにもいろいろありますので細かいことはそのゲーム関係のサイトを調べてください。 サーバ型でも同時でなければ可能となります、WinGateを使用するのが一番簡単らしいです。 ルータ使用の場合ポートフォワーディングの設定で可能になりますが、この時プレイするPCを指定する必要があります。 ICSにはポートフォワーディング機能がありませんので無理なのですがWin98SE,Meであれば ICSConfigというツールが使用可能です。 BJDではほとんどのネットゲームはできません。
ICQなどのメッセンジャー関係もゲームの場合と同様です、ただBJDでもICQ2000以上なら対応してます。

 *使用ポート番号データ Route Technology  NetRunner

 ファイル・プリンタを共有する場合と違ってインターネット接続を共有する場合では MicrosoftネットワーククライアントもMicrosoftネットワーク共有サービスも必要ありません、 ネットワークの設定でTCP/IPだけあれば大丈夫です。もしネット共有のみが目的ならば クライアント・サービス共に削除しても構いません、セキュリティ的にもオススメします。



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