いろいろなLAN

クロスケーブルによる接続
　二台のPC間でHUBを使わずに直接接続してしまう方法です、HUBを購入しないので安くて良いのですが トラブルとなる可能性も否定できません。
　私の体験ですがクロスケーブルでの接続がどうしても上手く行かなかったことがあります、 ドライバを入れ直してもダメ、PCとの相性かもしれないとLANボードを交換してもダメ、 ほとほと困り果ててメーカーのサポートに電話してみたところ「当社といたしましては HUBを用いた通常の方法以外での動作保証は致しかねますのでご了承くださいませ。」と言われた事が あります、まあ自作PCでの動作保証はしないと明言するメーカーもありますしイレギュラーな 使い方での検証までやっていたら利益が上がらないのでしょう。安価なLANボードですしあまり うるさい事も言えません。
　クロスケーブルで上手くいかない時にAutoNegotiationを使わずに手動で両方の 設定を一致させてみると上手くいく場合もあるようです。しかし、私の場合はダメでしたので仕方なく HUBを購入しました、するとどのLANボードでもすんなり動作しました。
　クロスケーブルはストレートケーブルと間違わないようにマジックなどで印を付けておくと いいと思います、私は少々粗忽なところがありまして使わなくなったクロスケーブルをパーツ箱から 引っ張り出してきてストレートのつもりで使用してトラブルを起こした事が一度ならずあります。

　余談ですがクロスケーブルで二台のPCを直接つなぐことを『ピア・ツー・ピア』と言う人がいますが、 ピアツーピア本来の意味とクロスケーブルでの 接続は全く無関係です。HUBを使ってもPCが何台あってもピアツーピアは成立しますしニ台でも クライアントサーバネットワークという 可能性もあります。

USBリンクケーブル
　これも私の場合はハズレでした。聞いたことの無いメーカー名だなと思ったのですが商品が ワゴンに山積になっていて購入する人がチラホラいたので買ってしまいました。普通のLANと違って 専用のソフトをインストールすると共有ができるようになるものでした、それはいいのですが ファイルを移動・コピーしている途中に固まってしまったりしてどうにも安定しないので使わなくなって しまいました。 　専用のソフトなどは使わない製品もあるようでしてUSBリンクケーブルと呼ばれる製品でも 様々なものがありますのでWebなどでよく調べてから購入されるとよろしいかと思います。
　ただケーブルの長いものが無いのでPC間の距離が離れている場合は使えません、モバイルなどでの 一時的な用途にいいかもしれません。

ケーブル接続
　シリアルポートやパラレルポートを使いPC同士を直接つなぎます、使うのはクロス（リバース）の ケーブルのみです。(パラレル・ケーブルも使えます)LANアダプタもいらないので費用は掛かりませんが 速度が非常に遅いことと長いケーブルの入手が困難な事が欠点です。
　以前、貧乏仲間の友人のPCで実験しましたがアプリケーションの追加と削除からケーブル接続を 追加したと思います。両方のPCでアプリを起動してからファイル転送となり遅い上に使い勝手が 悪いので「パン屋で貰った食パンの耳を齧っているような貧乏人」以外にはお勧めできません。(^^; やり方は下記URLをご参照ください。
ZDNet Helpdesk
ケ-ブル接続の設定方法
ケーブル接続ができない場合
直接接続 (ケーブル接続) Windows 2000
ホストマシンにゲストマシンを直接つなげない
Windows 2000のパラレルポートドライバ
Windows 95パラレルケーブル接続用ドライバ

無線LAN
　とても便利そうですが私には必要性・購入資金ともに無いのでよくわかりません。 ひとくちに無線LANといってもルータ機能の有無、Ad hoc モードへの対応、PCカードタイプの電圧、 WEP有効時の速度低下、使用プロバイダでの動作実績など考慮すべきことが多いので機種選定には 悩まさせられるでしょうね。メーカー側もWebに専用ページを設けて詳しく説明しているのでこれらを 参考になるとよろしいでしょう。

追記　家庭内LANのサイトをやってますが無線LANについては全くわかりません、時代に置き去りにされてしまいました。 とても良くできたサイトがありますのでリンクしておきます。
IBM
無線LANアクセス・ポイント @IT
新世代高速無線LANについて これも@IT
無線LANのセキュリティ ZDNet
無線LANルータ MYCOM
ホームネットワークのインフラ4〜9 Broadband Watch
Windows XPで始める無線LAN @IT

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